【禅語とエネルギー】莫妄想(まくもうぞう):あれこれ妄想して思い悩むことをやめる

『莫妄想(まくもうそう)』という、
「妄想すること莫(なか)れ」
といった内容の禅語。

人は妄想にとらわれてしまって、
エネルギーを奪われてしまっていることが多いです。

『莫妄想』の意味は
悩みや苦しみは自分自身で作り出した妄想であり、
その妄想から解き放たれると楽になるよ、
ということだったりします。

「将来の不安」は妄想

「将来が不安になって何も手につかない」
という状態は妄想によって作られています。

将来が不安であるというイメージを
自分自身で創り上げてしまっているだけで、
将来がどうなるかなんて誰にもわからないのですから。

にも関わらず、
将来が不安で何も手につかないというのは
妄想によりエネルギー漏れが起きてしまい、
今に集中することを困難にしてしまっています。

将来の不安はただの妄想なのだから、
「将来の不安は妄想だ!」
と考えて断ち切っちゃいましょう。

「過去の後悔」は妄想

将来の不安と同じく、
過去の後悔も妄想です。

と言うと、
「実際に起こった出来事だから妄想ではないよ!」
と言われてしまいそうですが、
過去の記憶というのは
自分自身の記憶を再統合した結果だったりします。

そのため、その記憶が
事実かどうかは誰にもわからないのです。

友達と話していたら記憶の食い違いがあった、
なんて経験はありませんか?

どちらも
「自分の記憶が正しい!」
と主張したものの、
結局どちらの記憶が正しいのかわからずじまい。

一体どちらの記憶が正しいのでしょうか?

それはどちらの記憶も正しいのです。

どちらかが事実かもしれないし、
どちらも事実ではないかもしれません。

ですが、記憶というのは先ほど書いたように
これまでの記憶が再統合されたものであるため、
事実かどうかは置いておいて、
本人からすれば持っている記憶が「正しい記憶」なのです。

その「正しい記憶」というのは、
自分自身が体験したと認識しているため、
ものすごい臨場感を持っています。

そのため、その「正しい記憶」に執着しやすく、
それをもとに妄想を繰り広げてしまって
エネルギーがどんどん奪われていってしまうのです。

過去にあった後悔の妄想を広げていくと、
「こんなこともあった」
「あんなこともあった」
と知らないうちに記憶を改変していたりします。

過去の記憶というのは
色んな記憶を再統合しているものなので、
どんどんつけたしたり省いたりしているのです。

そのため、過去の後悔というのは
思い出すごとに良い部分を省かれ、
後悔した出来事にフォーカスが当てられ、
さらに他の嫌な記憶までつけたしたりして、
過去の後悔をどんどん強化してたり。

そうやって、強化していった記憶が
実際体験した過去の記憶だと勘違いするため
これらの記憶はすべては妄想だと言えるです。

すべては妄想

そもそも記憶自体が妄想と言ってもよいでしょう。

再統合されて作られた記憶なんて、
事実を指し示しているとは言えませんからね。

また、記憶は自分の目で見たものだけでなく、
マンガやアニメ、小説といった
二次創作の影響も受けます。

イメージできるものであれば
それらを使って記憶を再統合していくからです。

だから、
「自分の記憶が絶対に正しい!」
なんて言えないはずなんですよね。

そう考えると、
「記憶はすべて妄想なのだから、
 不安や後悔はすべて手放してしまおう」
なんて思いやすくなりませんか?

記憶は妄想なのだから、
その妄想に縛られている必要はないです。

「マイナスに働く記憶なんて妄想だ!」
と考えてゴミ箱に捨てちゃいましょう!

2つの妄想

妄想はイメージで作り上げられたものなので、
臨場感がものすごく強いです。

だから、
将来の不安や過去の後悔というのは
ものすごい臨場感であり、
エネルギーをものすごく下げてしまいます。

ですが、それらは
「悪い記憶としての妄想」だから、
悪い方向に働いてしまうのです。

これを、
「良い記憶としての妄想」として活用すると、
効果的に妄想を使うことができます。

妄想の効果的な使い方

「悪い記憶の妄想」に臨場感を持ってしまって
エネルギーを下げてしまうのではなく、

「良い記憶の妄想」に臨場感を持って、
エネルギーを高めていけば良いのです。

よく
「成功体験を積み重ねていこう!」
と言いますが、この理由は
「良い記憶を積み重ねていくため」
です。

つまり、
「実際に体験することで良い記憶に臨場感を持っていこう!」
ということなのです。

となると、
実際に体験していなくても、
良い記憶を創り上げて臨場感を持てば良いのでは?
と考えられます。

その時に有効なのが、
「良い記憶の妄想」です。

将来の不安や過去の後悔といった
悪い記憶の妄想ができるのであれば、
良い記憶の妄想もできるはずです。

良い記憶の妄想というのは、
それこそ創作物といった空想世界の妄想だと考えると良いかと思います。

書籍の内容でも、
マンガやアニメの内容でも、
理想の生活でもいいですが、
「こんな人生っていいよね!」
という妄想を繰り広げていくと、
それが良い記憶として残っていきます。

ですが、そういう記憶には
「でも、自分には無理だしなぁ…」
という言葉がついていたりするので、
臨場感を持つことができず、
空想世界の妄想で終わってしまいます。

それを空想世界の妄想ではなく、
臨場感を持った現実世界に繋げるための妄想にするためには、
現実世界の出来事と繋げていくことです。

臨場感を高めるために

臨場感を高めるためには例えば、
アニメとかマンガで自信があるキャラクターを見つけ、
「あ、この行動と同じことをしたことがあるな!」
と思ったら、記憶の行動と
そのキャラクターが行った行動を統合して妄想してみます。

記憶にあるものだと
「迷子の女の子がいたけれども、結局声をかけられずに終わってしまった」
というものだったけど、アニメでは
「迷子の女の子に声をかけて、一緒にお母さんを探してあげた」
という内容があったのであれば、これらを統合できるはずです。

記憶にある迷子の女の子に声をかけ、
一緒にお母さんを探してあげた妄想をしてみればいいのですから。

シチュエーションはアニメのシチュエーションだけれども、
登場人物は自分自身と現実にいた迷子の女の子。

アニメの内容と照らし合わせて
そのときのシチュエーションで妄想することは
結構やりやすく、臨場感も持ちやすいかと思います。

さらにそこからお母さんもイメージしてみる。

お母さんとは実際に会っていないけれども、
勝手に創り上げて、
「ありがとうございます!」
とお礼を言ってもらえた場面を妄想してみることで、
「私は迷子の子に手を差し伸べられる人だ!」
なんて自信を持つことができたり。

こうやってずっと妄想していると、
これが本当にあった過去の記憶なのか、
創り上げた記憶だんだんわからなくなっていくため、
気がついたら本当にあった過去の記憶だと勘違いし、
その創り上げた記憶に臨場感を持てるようになるのです。

こんなやり方で、
色んな良い記憶を創り上げていくと
気がついたら自信がつき、
不安や後悔といった悩みに惑わされなくなります。

不安や後悔といった悪い記憶はすべて妄想、
良い記憶は意図的に創り上げたものでもすべて本当にあった記憶。

なんて、自分の脳を勘違いさせると、
エネルギー漏れもなくなるし、
エネルギーも高めていきやすくなるので、
お試しあれ。

まとめ

  • すべては妄想である
  • 悪い記憶の妄想は捨て去ろう
  • 良い記憶の妄想は積極的に創り上げていこう

悪い記憶の妄想はすべて妄想です。

良い記憶の妄想はすべて事実です。

都合の良い考え方ではありますが、
脳は結構騙されやすいので、
こうやって考えることで悩みや不安は激減しますし、
自信をつけていきやすくなります。

だから、都合よく考えて
妄想として捨て去るものと
妄想として自ら創り上げることで
エネルギーを高めていけるようにしちゃいましょう。

『莫妄想』という禅語だと
「妄想するな!」と言っていますが、
エネルギーという観点だと
妄想を活用した方が良い場面もあるなと思って書いちゃいました。

良い記憶と悪い記憶という2つの妄想を使い分けて、
エネルギーをどんどん高めていっちゃいましょう!

それでは、以上となります。

ありがとうございました!

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