【禅語とエネルギー】一行三昧(いちぎょうざんまい):一つのことに集中すること

一つのことに集中する
『一行三昧(いちぎょうざんまい)』
という禅語。

「一つのことに集中しよう!」
というのは色んなことで言われていますよね。

「マルチタスクではなく、シングルタスクに集中しよう!」
とか。

禅の教えでも「一つのことに集中する」ことが大切なようです。

『一行三昧』について

一行三昧というのは
「一つのことに雑念なく精神を集中させること」
といった意味合いがあります。

仕事三昧とか言いますが、
あれも仕事ばかりしているという意味合いがありますよね?

三昧というのは「雑念なく精神を集中させる」という意味合いがあるようです。

三昧は「雑念なく精神を集中させる」という意味だと言われると
仕事三昧も悪い意味ではないように感じてくるから不思議です。

一行は「一つの修行に専念する」といった意味合いがあるようです。

禅の教えだから修行と言えるのでしょうけど、
僕たちであれば「専念したい一つのこと」と言えるでしょうね。

一つのことに集中するために

禅の教えでも
「一つのことに集中するといいよ!」
と言われているので、一つのことに集中しましょうよ!
で片付けばいいんですが、
一つのことに集中できないから困ったりしますよね?

なので、ここでは一つのことに集中するためのお話をしていきます。

言い方を変えると「エネルギーを高める方法」ですね。

そのためには雑念を減らすことが必要です。

雑念を減らすために

雑念を減らすことができれば、
集中すべきことに集中することができます。

だから、集中力にエネルギーが注げるし、
他のことに気を取られてエネルギーが漏れることもないので、
一つのことに集中できるのです。

その雑念を減らすためには
「その雑念を意識にあげる」
なんてやり方があります。

「今の自分の感情をノートに書き出してみましょう」
なんていうワークを聞いたことはありませんか?

このワークを行うと
自分が言語化できていなかったモヤモヤを解消することができます。

モヤモヤというのは雑念のことです。

人はモヤモヤしていると
そちらに意識を向けてしまうようになります。

わかりそうでわからない状態というのは気持ちが悪いんです。

そのわからない状態を解消するために
自分の感情をノートに書き出します。

それによって、
「今こんなことを考えていたんだ!」
と自分の感情を言語化することで意識にあげることができ
モヤモヤを解消できるのです。

ただ、
「自分の感情の原因はわかっているのにモヤモヤする!」
なんてこともあるかと思うんですよね。

これは
「実は自分の感情をわかったつもりになっているだけ」
なんてことが多いです。

これはどういうことかと言うと、
「狭い視野で見ているだけ」
ということです。

例)失敗したことに落ち込んでいる

例えば、
「失敗したことに落ち込んでいる」
という場合。

落ち込んでいる理由が
「失敗したこと」だと思ってしまうのですが、
本質はそこではなかったりします。

自分の感情をノートに書き出そうとすると、
色々な言葉が出てくるはずです。

「気持ちが落ち込んでいる」
 ↓ なぜ気持ちが落ち込んでしまったのか?
「失敗してしまったから」
 ↓ なぜ失敗したことで落ち込むのか?
「怒られてしまったから」
 ↓ なぜ怒られたことで落ち込むのか?
「自分に価値がないと思ってしまったから」
 ↓ なぜ自分に価値がないことで落ち込むのか?
「周りから価値がないと思われるのが恐いから」

これは一つの例ですが、
この例だと失敗したことはあくまでも一つの出来事であり、
実際は「周りから価値がないと思われそう」という恐怖によって
落ち込んでしまったことになります。

となると、それを解消するためには
「周りから価値がないと思われたところで気にしなければ問題ない」
と考えられるようになろうとしたり、
「周りから価値がある人間になるにはどうしたら良いか?」
と自分に問いかけて、自分の価値を高めていくこともできます。

また、失敗して落ち込む理由を何回も問いかけていくことで、
本質的な色々な理由が見えてきます。

「周りから価値がないと思われるのが恐いから」
だけでなく、
「周りに迷惑をかけたことが辛いから」
という理由が出てきたりもするでしょう。

ノートに書き込むことで、
本質的な悩みを浮き彫りにすることができるのです。

本質的というのは抽象度が高いものであり、
たくさんの具体的な問題を含んでくれています。

そのため、本質的な悩みを解決することで、
たくさんの問題も一緒に解決してくれるのです。

「周りから価値がないと思われたところで気にしなければ問題ない」
と考えることができれば、人と比較する必要もなくなるし、
自分がやりたいことに集中することもできます。

そのように、本質的な悩みを見つけ出し、
その本質的な悩みを解消させることで
雑念というのは少なくなっていきます。

だからこそ、この
「自分の感情をノートに書き出す」
という行為は雑念を減らしていくためにとても有効な手段なのです。

もうひとつのシンプルな手段としては
「未来に目を向ける」
ことです。

未来に目を向ける

失敗してしまったことに落ち込んでしまうのは、
過去に目を向けてしまっているからです。

そうではなく、未来に目を向け
「もう失敗しないためにはどうしたら良いか?」
「失敗を糧にするにはどうしたら良いか?」
「理想の未来に繋げるためにはどうしたら良いか?」
と考えることで、失敗したことに対する執着がなくなります。

そうすることで、
自然と失敗に対する雑念が消えていきます。

シンプルですよね?

ですが、エネルギーが低い状態だと
どうしても過去に目を向けてしまいます。

というのも、
「そういう教育を受けてきて刷り込まれてしまっているので仕方ない」
と言えます。

例えば、何か失敗してしまったとき
申し訳無さそうにしていないと、
「本当に反省しているのか!?」
なんて言われたりしますよね?

そのために
「失敗=落ち込む」
というのが無意識に刻み込まれてしまっているのです。

エネルギーが高まっていれば、
自分の意志力を使ったり、自然とポジティブに考えられるから、
「失敗=落ち込む」という無意識に刻まれたものを変えていくことができますが、

エネルギーが低い場合だと
意志力にエネルギーを注げないし、自然とネガティブに考えてしまうため、
「失敗=落ち込む」という無意識に刻まれたものに支配されてしまいます。

なので、未来に目を向けるエネルギーがなければ、
まずは自分の感情を書き出して
自分自身と向き合うことから始めて雑念をなくしていき、
少しずつエネルギーを高めていくと良いでしょう。

お試しあれ。

まとめ

  • 一つのことに集中するために雑念をなくそう
  • エネルギーが低いときはノートに書き出そう
  • エネルギーが高いときは未来に目を向けよう

雑念を減らすことでエネルギー漏れも減るため、
集中しやすくなります。

作業場の周りに物が置いてあると
それらが雑念として入り込んでしまうため、
作業に集中する場合はそれらを片付けるようなものですね。

集中するために意識が奪われてしまうものを
どんどん片付けていっちゃいましょう。

以上、
『一行三昧』に関するお話でした。

ありがとうございました!

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